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楽曲について
「Through The Years And Far Away」はLowが歌う楽曲であり、映画『ほしのこえ』(国際題『Voices of a Distant Star』)で使用された。CoMix Wave Films制作による本作の劇中音楽の区分ではED1、すなわち最初のエンディングテーマに位置づけられる。歌唱は作中キャラクターによるものではなく、実在のバンドであるLowによるものである。
この曲は、緩やかな脈動と意図的に余白を生かしたアレンジを基調とする、抑制の利いたJ-POP作品である。フレージングは華やかさよりも節度を感じさせ、ボーカルは抑えた親密な響きで旋律を担っている。その穏やかな表面が楽曲に内省的な重みを与え、距離、待つこと、そして宙づりにされた時間へと感情の焦点を定めている。
こうした性質は、戦争と惑星間の隔たりのなかで交信が長く引き延ばされていく『ほしのこえ』によく適合している。エンディングテーマとしてのこの曲は、物語を余波の残る調子で締めくくり、スペクタクルから、距離のために遅れて届くメッセージの感覚へと意識を引き戻す。