『天地創造デザイン部』では、生き物を創造する仕事は神が直接担っているわけではない。天と地を作り終えた神は、地上を満たすあらゆる動物を一つ一つ考案するのはあまりに面倒だと判断し、その役目を天界のデザイン部に委ねる。依頼主である神と制作者たちの橋渡し役を務めるのが、新人天使の下田であり、彼は神からの要望を届けながら、オフィスの内側でその制作過程を見守っていく。
それぞれの案件は、神の求める条件を満たすための、風変わりでありながら緻密な設計課題となる。下田は、水島、木村、土屋、金森、上田、樋口、冥戸、海原といった同僚たちが、新たな生き物を生み出すべく、形態、機能、実現可能性をめぐって議論を重ねる姿を目の当たりにする。彼らの発想からは、キリン、ヘビ、鳥、アリクイをはじめとする無数の種が生まれ、どの案も、動物がいかに生き、動き、食べ、そして生き延びるかという現実的な条件に照らして検証されていく。本作は、そうした試行錯誤と成功を、生命の尽きることのない多様性と、それを生み出すために必要な想像力を軸とした職場コメディとして描いている。