『Seitokai no Ichizon』は、碧陽学園生徒会の副会長である杉崎鍵(ケン)を中心に描かれる。彼は試験の点数を上げて資格を得ることで、ただ一つ空いていた議席に滑り込む。学生生活のあいだ、ケンは生徒会の仕事を、菓子やゲームに囲まれ、美少女たちに慕われながら気ままに過ごせるハーレムの楽園だと夢想してきたが、現実ははるかにロマンチックではない。彼が足を踏み入れる生徒会室は手狭で混沌としており、学園運営よりも彼の空想に付き合うことなどまるで意に介さない女子たちが支配している。
碧陽学園では、生徒会役員の大半が人気投票で選ばれる一方、1つの枠は成績上位者に割り当てられており、ケンはそれがどれほど大変な役目かもよく分からないまま、その役に収まる。残りの役員たちは、学校行事や部活動の事務、学園生活を整える日常業務をこなしながら、ケンの迫り方をそのたびに受け流していく。会議のたびに、ケンの願望充足と生徒会の実務的な責務がぶつかり合い、頑固な性格、テンポの速い掛け合い、幻想と義務の絶え間ない摩擦がコメディを牽引する。