『モブサイコ100』は、目立たない中学2年生・影山茂夫、通称「モブ」を主人公とする物語である。彼は超能力があまりにも強大なため、それを必死に抑え込みながら生活している。望んでいるのはごく普通の暮らしだけで、当初は長年思いを寄せるツボミを振り向かせるために能力を使うことが多かったが、いつもの小技ではもはや彼女を驚かせることもできない。超能力をよりうまく制御するため、モブは自称霊能力者で詐欺師の霊幻新隆のもとで働き始める。霊幻は、その才能を気軽に安価な除霊や日常の雑用に利用している。
静かな日常として始まった生活は、やがて学校生活、霊的な仕事、そしてモブ自身の感情のあいだで綱渡りを強いられる緊張した均衡へと変わっていく。抱えるプレッシャーが大きくなるほど、彼は制御を失いかけ、抑え込んでいる超能力は壊滅的な暴走へと膨れ上がり、彼をまるで別人のようにしてしまう。シリーズ全体を通して描かれるモブの葛藤は、単に悪霊を倒すことではなく、正直に生き、周囲の人々を守り、内に秘めた力が噴き出す前にそれと向き合うことにある。