『Midori no Hibi』では、沢村成治「狂犬」は桜田門高校で恐れられる不良少年であり、悪魔の右手という噂まで立つほど周囲を威圧していた。20回連続で振られた末、成治は彼女ができないなら高校生活の残りを右手を相手に過ごしてもよいと冗談を言う。だが翌朝、そのあり得ない願いは悪夢と化し、右手は春日野美鳥という小柄な少女に変わっていた。美鳥は、3年前からずっと彼を好きだったのだと告げる。
この変化を説明することも、自力で元に戻すこともできない成治は、美鳥を元の姿に戻す方法を探すことに全力を注ぐ。春日野家でのひと騒動により、ふたりは周囲に秘密を隠し通さざるを得なくなり、この突拍子もない事故はすぐにぎこちない協力関係へと変わる。授業や家族からの圧力、そしてあまりにも近い距離で生活をともにすることによるさまざまな問題に耐えながら、成治と美鳥は、真実が明るみに出る前に離れ離れになる方法を探すなかで、互いの忍耐、誇り、そして感情を試され、次第に不安定な関係へと追い込まれていく。