『青のミブロ』は幕末の京都を舞台に、幕末期の都が絶え間ない猜疑と流血にさらされる様子を描く。若きよそ者のニオが京都にやって来ると、やがて新選組として知られることになる、荒々しい剣士たち「ミブロ」の世界へ引き込まれていく。はじめは危険な戦士の集団に見える彼らも、ニオの目を通せば、義務、誇り、そして妥協を許さない正義観のあいだで揺れる男たちの集まりとして映る。
暴力が広がり、同盟が変化していくなか、ニオは、野心、裏切り、そして剣に生きる代償によって忠誠を試される男たちの近しい輪へと引き寄せられていく。『青のミブロ』は、少年の成長物語と歴史の緊張感、そして人物描写を軸にしたアクションを両立させ、幕末京都の激動を通して、個人の信念が圧力のもとでいかに形づくられるかを描き出す。本作はミブロを恐ろしさと憧れの両面を備えた存在として位置づけ、あらゆる決断が生死を分けうる不穏な世界を捉えつつ、若い少年がやがて信頼する人々のそばに立つことの代償を学んでいく姿を描く。